新刊案内木立のブックス

新島襄 英文来簡集

“手紙の人”新島襄 没後130年
同志社創設一世紀半――時代と社会が映し出された文箱

愛と友情のことば

Dear J. H. Neesima …
およそ500通のLettersを翻刻

新島襄 英文来簡集
同志社大学人文科学研究所 編

発行:木立の文庫

菊判クロス装 函入り
592ページ

18,000円+税
ISBN 978-4-909862-09-9


彼が初めて船でボストンに着いたのは1865年7月でした。日本はまだ江戸時代、新島襄(にいじま・じょう)は齢にして二十一。その後、新天地で洗礼を受け、神学を修め、やがて準宣教師となった Joseph Hardy Neesima は、大勢の仲間たちの助けを得て「同志社」の礎を築きます。

その間、二度目の渡米時代も含めて、新島は現地のネットワークに助けられ、多くの友人と絆を温めながら手紙を交わし、学問や信仰について語りあいました。メールはもちろん電話もなかった時代の、唯一の交友ツール“手紙”には、近代から現代へと時代を創っていったワールドワイドな有志たちの意志と思索が溢れています。

そうした時代にあって、日本から新島へ手紙を送った友人たちは和文書簡の「候(そうろう)文」ではなく、英語でストレートに思いを伝えることを好んだようです。独立独歩のキリスト者・内村鑑三はその典型例でしょう。新島の勧めによってアーモスト大学に入学する以前の、煩悶する内村の書簡群が本書には収められています。

また、「同志社」最初期の生徒である下村孝太郎や中島力造の手紙も、読む価値が高いものです。そしてもちろん、この本には、現地で新島を支えた人々との交流模様が、ところ狭しと詰まっています。新島にとっての「アメリカの父」アルフィアス・ハーディー、アーモスト大学の教授で後に学長にもなった J.H.シーリー、イエール大学学長のノア・ポーター、アメリカン・ボードの書記 N.G.クラークからの手紙。なかには伊藤博文や森有礼の名前もあります。新島は「お姉さま方」に好かれたのも特徴で、ずっと新島を忠実に支えたドーチェスターのエレノア・ベーカーなどなど、彼・彼女ら から届いた、きわめて貴重なLettersは500通にものぼります。

学校法人同志社および同志社大学人文科学研究所が、この「同志社」設立の源流となる“来簡集”編纂に20年の歳月を費やして、ここに新たな金字塔が達成されました。

往年の成果『新島襄全集』全10巻〔同朋社出版, 1983-1996年〕を完結する本書は、半世紀近い「新島研究」の原点とも最終形ともいえます。ここに付されている膨大な【註】は、新島の仲間たちの等身大の息吹を伝え、全方向に張り巡らされた【索引】は、新島のネットワークの広さと厚みを感じさせます。

本書には、補足資料としてのみならず、時代・社会がにじむ精神誌としても、また生身の青春群像ノンフィクションドラマとしても、読者を惹きつけてやまない【付録】を収録しました。この40ページにわたるタイムトラベル・ガイド「新島襄の足跡を訪ねて」は、ボストンという社会が醸成した新島の思索と信仰の跡を、いまこの時代に鮮明に浮かび上がらせてくれます。これを手にして旅に出ませんか!


編集部より

新島襄は“手紙の人”でした

同志社の礎は友とのあいだで交わされた
“愛と友情のことば”のなかで醸成されてゆきました
500通にのぼる Letters が その時代精神を生々しく伝えてくれます

そうしてこの本は「同志社人」はもとより
近代史研究者また歴史愛好家にとって 必読の書となります

○ 書き手の息づかいを聴く【註】と新島の営みをあぶり出す【索引】
○ 当時の空気が蘇る【付録】旅行記「新島襄の足跡を訪ねて」収録!
○ 信仰・学問の精神史――英語の手紙こそが照射する素顔の新島襄

同志の絆はかくして創られる!


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