素顔のアスリート
編者|中島 登子
¥1,780
- ISBN|978-4-909862-19-8
- 初版発行|2021年05月10日
- 造本|四六変型版並製/たて組み
- ページ数|152
- 重さ|200
- スポーツ
- エッセイ
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実録エピソード69話
元アスリート14人がささやく
ナイショの話
泣き笑いで語る「本音」
胸があつくなる「勇気」と決断力
そして 一筋縄ではいかない「人間模様」
内容紹介
各種メディアでアスリートの「生の声」が取り上げられ、かれらの人となりや考えが聞かれるようになってきましたが、この本では、オフィシャルには語られない本音や下積み事情や、人間関係などの実話エピソードがリアルに綴られます。そこには、かれらのウラ側/ウチ側の感性がほとばしり出ています。――まるで異常な日常や理不尽に見える逸話は、涙なしには読めません。抱腹絶倒も交えてペーソスを味わい読み進めるうちに、いつしか、アスリートの姿の“躍動”の見え方がはっきり変わっていること、請け合いです!
著者・出版社からの一言
《実録エピソード: 69話》
《元アスリート 14人がささやくナイショの話》
《マジメに語られる ウソのような現実》
この本は純粋にオモシロイです!
そして、読後はじんわりと、人間の深みと可能性に畏敬の念さえ覚えます。
最初は「ちょっと覗き見」の気持で頁をめくってください。
衝撃的な出来事、抱腹絶倒の逸話の行間に、かれらの日常に滲み出ている生き様のすさまじさや、理不尽に見えるエピソードの背景にある意味を存分に味わって下さると、アスリートたちの存在が、かれらの一挙手一投足が、違って見えるはずです!!
★ 泣き笑いで語る「本音」
★ 胸があつくなる「勇気と決断力」
★ そして一筋縄ではいかない「人間模様」
―― 美しく燃えた青春の炎が 今よみがえります
著者紹介
中島 登子 (ナカジマ トウコ) (編)
1982年、日本体育大学大学院体育学研究科修了。
鹿屋体育大学助教授、浜松大学・常葉大学大学院教授を経て、現在、溪蓀塾臨床心理研究所主宰。
女子ソフトボールでは、選手・指導者として優勝多数。当時の両雄である日本体育大学と髙島屋(10年連続全日本覇者)に籍を措く。
全日本プレーヤー経験から、アスリートの深層心理に啓かれ、引退後、河合隼雄氏在職中の京都大学に内地留学、岡田康伸氏・山中康裕氏に師事する。日本臨床心理身体運動学会創立。
現在、夢分析家として心理臨床活動。舞台芸術やトップアスリートとも関わっている。
臨床心理士。日本臨床心理身体運動学会 副会長。
編著に『心理療法の第一歩』〔創元社,2017年〕、共編著に『スポーツ学の視点』〔昭和堂,1996年〕、『揺れるたましいの深層』〔創元社,2012年〕がある。共著・分担執筆に『身体教育のアスペクト』〔道和書院,1993年〕、『コーチングの心理Q&A』〔不昧堂出版,1998年〕、『スポーツ心理学事典』〔大修館書店,2008年〕ほか。
もくじ
さて、お立ち会いのみなさま!
● わたしたちの平凡な日常
ピンポンパンポン / 非常事態 / えっほ、えっほ /おは-よう-ございます / 次は何をしたらいいですか / おねがいします /かかっていく / それでも、かかっていく / ふたつの血液型 /きょう出て来られるかなー
● 鍛える
【仕事だから】
かかりきり / やりなおし / 必要なこと / フルーツ缶詰 / 逆転の法則 / 失礼します
【これが上下関係というもので】
連帯責任 / 最初はお客さん/ 二年生は黙って…/ 二年生は黙って…? /
【しかたないよ】
憂うつ / もう一回 / 夜、暗がりで / 寝てるか食べてるか / いただきます!
● 超える
【新: 勝利の三原則――理不尽・葛藤・不安感】
出て行け! / 帰れ!! / 痛い痒いは言えない / どこ吹く? 風… / センタクロース / お~、こわい、こわい / 脱走、その1 / 脱走、その2
【からだの話】
限界を超えた意識 / それでも動く / はだし / ジューッ / 聞こえない / これがゾーン? / 寝るまでマッサージ / 呼ばれてマッサージ / 怪我との闘い / 感覚を失った / からだの戻り / いささかクレージー
● 捨てる
【負けずぎらい】
嫌だけど、負けるのは嫌いだから / 腹立たしいけど、がむしゃらに / 高島屋大阪のこと
【勝負の陰で】
芸も修行のうち / 芸だしの出来 / 本業の脇で / マンモス部の内幕 / どんな思いで… / そんな簡単には収まらない、こともある
● 拾う
【育てられた?】
監督の指示に、どうする? / まさかの言いがかり / 親子関係も育つ / 不評をおそれずに
【指導してもらった?】
わけがわからない話 / 意図はわからなくとも / 教えてくれた! / 先輩からの禁止令
● 魔法つかいの日常
平手打ち / すぐそこに居るかもしれない、おともだち / 神さま? 怪物? そしてヒヨコ? / 私、ずっと運転手? / どこが違うの? って言われても / 見られる訓練、魅せる技術 / 花粉症
図書設計・デザイン
中島佳那子
装画・イラスト
高木 紀子・山本 幸代: 挿画
デザインの特徴
硬めの厚紙(240kg)を表紙として、カバー無し、代わりに120mmの背高オビで包んだ、
素朴で野太い印象をたたえる造本。
テーマカラーはブルーで「青春」の真っ直ぐ感を、
巻頭言のトレーシング(イエロー)紙は、複雑で繊細なアスリート心性を演出。