公認心理師 実践ガイダンス
1.心理的アセスメント

監修者|野島 一彦・岡村 達也

編著者|橋本 忠行・酒井 佳永

¥2,970

  • ISBN|978-4-909862-02-0
  • 初版発行|2019年06月25日
  • 著者|新井 雅・菅野 恵・小坂 守孝・野田 昌道
  • 造本|A5判並製/ヨコ組み
  • ページ数|184
  • 重さ|310
  • 心理
  • 公認心理師

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はじまる連携とアウトリーチ

保健医療/教育/福祉/司法・犯罪/産業・労働――社会の“五つの分野”で果たす「四つの役割」☆その 1

内容紹介

人間は家族・学校・職場などの集団に属し、そこでの習慣、規範に従って行動している。しかし一方で

国家資格としてスタートした公認心理師制度。これが実社会のなかで効力を発揮するためには、養成カリキュラムで/を経たのちに、あるいは資格取得プロセスで/取得後に、いかにして「実社会でのニーズ」に即した“知”と“経験”を積み上げてゆくか? に懸かっています。そうした「実践知」蓄積の第一歩として、本シリーズは編さんされました。

実社会における“五つの分野”「保健医療」「福祉」「教育」「司法・犯罪」「産業・労働」で活動する公認心理師〔創元社刊『公認心理師 分野別テキスト』全五巻などを参照〕には、“四つの役割”を果たすことが求められ、それが、ここに公刊される四巻【心理的アセスメント】【心理支援】【家族関係・集団・地域社会】【心の健康教育】に相当します。

複数の職種が連携し「実社会でのニーズ」に応えていく勘どころは? 資格取得後に実地で吸収してゆくスキルは? ――この四巻は、資格制度に組み込まれた“養成カリキュラム”に準じながら、これから公認心理師を目指す人/すでに活動している人に肝要な、“現場”に即して“一人ひとり”に寄り添うために欠かせない「羅針盤」を提供します。

著者・出版社からの一言

本シリーズ(全四巻)の執筆者からのメッセージ

〇 “理論と実践のつながり”って、こういうことなんですね!
〇 一人ひとりを大切にした心理的アセスメントの実践。
〇“多角的に見る”とはどういうことか? スローガンではなく「体感」で学べる類のないテキスト。
〇 多くある公認心理師の本のなかで、本シリーズの意義、読めば実感できるはず!
〇 事例をめぐる異種格闘技戦。
〇 これまでこれだけオリエンテーションの違う臨床家が、これだけさまざまな領域の臨床ケースについて、同時にディスカッションしたことがあったろうか。
〇 理論と実践は、このように結びつく。主要理論は支援の実際にどのように生かされるのか?
〇 ひとつの“正しさ”を疑う人のために。
〇 真に役に立つ公認心理師になるためのヒントが詰まっています。
〇 知識の促成栽培ではない… この全四巻。
〇 生まれたてなのに「リアルな公認心理師」がたっぷり詰まった一冊!
〇 類書、無いのではないでしょうか。公認心理師のテキスト、という位置づけを超えて、「臨床の本」として、存在感あると思います。
〇 自らを俯瞰する視点を手に入れるために、格好の書です。
〇 “心の健康教育”についてまとめられた本邦初の「理論と実践の融合図書」です。ぜひ、ご活用ください。
〇 公認心理師が何をすべきか? の理念と実践が詰まった一冊です。
〇 資格取得はスタートライン。現場で求められるニーズと実践例を学べる本!

著者紹介

野島 一彦 (ノジマ カズヒコ) (監修)
熊本県生まれ。1970年、九州大学教育学部卒業。
1975年、九州大学大学院教育学研究科博士課程単位取得後退学。博士(教育心理学)。
福岡大学教授、九州大学大学院教授を経て、2012年から跡見学園女子大学文学部教授。
現在、跡見学園女子大学心理学部教授、九州大学名誉教授。
著書・監修書に『エンカウンター・グループのファシリテーション』〔ナカニシヤ出版, 2000年〕、『グループ臨床家を育てる』〔創元社, 2011年〕、『心理臨床のフロンティア』〔同, 2012年〕、『人間性心理学ハンドブック』〔同, 2012年〕、『ロジャーズの中核三条件 共感的理解』〔同, 2015年〕、『公認心理師 分野別テキスト』全5巻〔同, 2019年〕ほか多数。

岡村 達也 (オカムラ タツヤ) (監修)
新潟県生まれ。1978年、東京大学文学部卒業。
1985年、東京大学大学院教育学研究科第1種博士課程中退。
東京都立大学助手、専修大学講師・助教授を経て、1998年から文教大学人間科学部助教授。現在、文教大学人間科学部教授。
著書・共著書に『カウンセリングの条件』〔日本評論社, 2007年〕、『カウンセリングのエチュード』〔遠見書房, 2010年〕、『傾聴の心理学』〔創元社, 2017年〕ほか多数。

橋本 忠行 (ハシモト タダユキ) (編著)
福岡県生まれ。1993年、九州大学教育学部卒業。
九州大学大学院教育学研究科博士後期課程単位取得後退学。
川崎医療福祉大学医療福祉学部臨床心理学科助手、札幌学院大学人文学部臨床心理学科講師/准教授、香川大学教育学部准教授を経て、2018年から香川大学医学部臨床心理学科教授。
著書に『ナラティヴと心理アセスメント―協働的/治療的につなぐポイント』共編著〔創元社, 2018年〕、『アセスメントの心理学―こころの理解と支援をつなぐ』共著〔培風館, 2015年〕など。

酒井 佳永 (サカイ ヨシエ) (編著)
神奈川県生まれ。2002年、東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻精神保健学分野博士課程単位取得後退学。博士(保健学)。
順天堂大学医学部精神医学講座助教、跡見学園女子大学文学部准教授を経て、2019年から跡見学園女子大学心理学部教授。
著書に『精神・心理機能評価ハンドブック』分担執筆〔中山書店, 2015年〕、『「はたらく」を支える! 職場×双極性障害』分担執筆〔南山堂, 2018年〕など。

新井 雅 (アライ マサル) (著)
跡見学園女子大学 心理学部

菅野 恵 (カンノ ケイ) (著)
和光大学 現代人間学部

小坂 守孝 (コサカ モリタカ) (著)
北翔大学 教育文化学部

野田 昌道 (ノダ マサミチ) (著)
北海道医療大学 心理科学部

もくじ

理論篇

第1章 心理的アセスメントの考え方
  ・心理的アセスメントのコア・コンピテンシー
  ・プロセス
  ・生物心理社会モデル

第2章 相談・助言・指導などへの応用
  ・協働的/治療的なアセスメント
  ・情報の統合とケースフォーミュレーション
  ・「関与しながらの観察」と心理的アセスメント

実践篇

第1章 保健医療分野における心理的アセスメント

第2章 福祉分野におけるアセスメントと支援をつなぐ実践

第3章 教育分野におけるアセスメントの特徴と 実践

第4章 司法・犯罪分野におけるアセスメントの実際

第5章 産業・労働分野におけるアセスメントの意義と実際

図書設計・デザイン

尾崎閑也&大田高充

デザインの特徴

再生パルプ紙のような雰囲気の用紙に、シンプルな単色デザインで、各巻のテーマ・カラーを配し、全4巻ならべてカラフルなデザインとなります。UV印刷「厚盛り」意匠がワンポイントで光ります。

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